最近ハマっているマンガ「ピアノの森」 // YellowLibrary
| ピアノの森 1 (1) | |
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今いちばんハマっているマンガは、きっとこの「ピアノの森」だと思います。天才的なピアノ奏者の成長をとおして、「才能」という力の圧倒的な不条理さや、自分の思いを表現することの難しさなど、いろいろなことを語りかけてくれます。
マンガで音楽を題材にした作品はこれまでも多くありましたが、演奏部分のリアリティーを伝え切れている作品がすくなく、いまいちしっくり来るものがありませんでした。
この「ピアノの森」は、「森」というメタファーをかなりの紙数をとって提示し続けたことで、主人公が奏でる音色を「森」に重ね合わせてイメージさせることに成功している。それによって、主人公が弾くピアノの音色を、「森」というリアルであるけれども幻想的で神秘的な雰囲気の存在として伝えられる仕掛けが見事にできあがる。
現在は11巻までありますが、「ものを作る人」「アイディアを生み出す人」はおおいに刺激を受けると思います。ぜひ読んでみてください。
きょうの猫村さん // YellowLibrary

「この画なら俺でも描ける。でも、このストーリーは俺には無理だ・・・」
日曜日の昼下がりにワイン片手にチーズつまみながら読んでください。
意外と合います(笑)
読み進むうちに晩ゴハンに”ネコムライス”を作りたくなることでしょう。
女性も一緒ならお洒落に”ネコムライスエッグ”を作るのもいいでしょう。
こういった”ワールド系(特殊世界観系)”の漫画では久しぶりのヒットです。
「アイデアのつくり方」に見る「型」の作法 // YellowLibrary
何度も読み直した本です。アイデア発想法は限られた天才だけに与えられたスキルではなく、正しい方法で取り組めば誰でも身につけられると説いてくれます。圧倒的な薄さ(笑)もあり、ふとしたときに何回も読んでいますが、そのたびに発見があるのもすごい。
この本では、アイデアづくりのプロセスを(1)資料集め、(2)資料の加工、(3)孵化段階、(4)ユーレカ!の段階、(5)アイデアを具体化・展開する段階、の5段階に整理しています。本を読むと、実際に自分がなんとはなしにやっていたことも多いのですが、こうして改めて「型」として提示されると襟を正してしまうのです。「型」の実践って簡単なようで難しいからね。
以前にどこかで仲畑貴志さんがおっしゃっていたのですが、能の世界に、役者が手を目の上にかざして月を仰ぎ見る「月見の型」という型があって、その「月見の型」を演じるときにいちばん大事なのは「月などを想像しない」ってことなのだそうです。
つまり、役者が自分でイメージをふくらませたり感情を込めたりしないで、ただただ「型」としての「月見の型」を実践することが本当の「型」だとされているのです。
どんな世界でも、物事に慣れてくると、つい自分なりの解釈や味付けをしたくなります。きっとエゴとか自尊心とかが頭をもたげるのでしょう。知恵とか経験といった要素も、ここではくせ者になりますね。本物の型とは、そうした諸々の“邪念”をぐっとこらえてストイックに実践しないと奥義には到達できないのです。空手や合気道といった武道の型も同じはずです。。
アイデアづくりの「型」を身につけて、その「お作法」を繰り返し練習するにはこの本は最適です。
| アイデアのつくり方 | |
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●追伸
| ひとつ上のアイディア。 | |
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白洲正子の世代 // YellowLibrary
電車で本を読んでいたら、突然、前に座っていたご婦人(70歳代くらいの方でしょう)に声をかけられました。
「あなた、白洲正子さんの本を読んでらっしゃるの?」
そのときは「かくれ里」を読んでいました。白洲正子さんの代表的な随筆です。
突然声をかけられたぼくは、「はい」としか答えられませんでした。
するとそのご婦人は、「どうもありがとう。あなたのような若い方に読んでいただけると嬉しいわ。白洲正子さんってすばらしいですよね」とおっしゃいました。
あの時代の女性にとって、白洲正子さんは特別な存在なのでしょう。見ず知らずの人にお礼を言いたくなるなんて、よほどのことですよね?
交わした言葉はそれだけですが、お礼を言われたこちらも嬉しい気分になりました。
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「蓮如物語」五木寛之 // YellowLibrary
以前のエントリーで紹介した「蓮如物語」を読みました。蓮如と言えば、戦国時代に織田信長らを悩ませた一向宗中興の祖ということくらいしか知らなかったので、この物語は蓮如を知るいいきっかけになりました
この本では、蓮如の宗教的・政治的な行いはほとんど書かれていません。蓮如の弱さや優しさを、多くの人との出会いや別れを通じて描いています。
人々を集める人間には必ず弱さがあるんですね。そのことは、この子供向けの小説からも十分に伝わってきます。知恵と力だけじゃ人はついてこられないものです。
ぼくは泣きはしませんでしたが、電車の中でご婦人が泣いていたのもわかる気がします。自分に子どもがいたら涙腺はもっとゆるんでいたかも……。読み手が男性か女性かでも印象がだいぶ違うだろうとも思いました。
気持ちが静まるので、心がささくれ立っている人にはおすすめです。
| 蓮如物語 | |
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日本酒ファン必見「蔵人 クロード」連載開始 // YellowLibrary

2006年最初のポカは、「ビッグコミックオリジナル」誌(小学館)の「蔵人 クロード」という新連載を見落としていたことです……。
この「蔵人 クロード」は「夏子の酒」「奈津の蔵」などでの尾瀬あきら氏の作品です。日本酒ファンだけでなく、「夏子」「奈津」で涙した人なら読まない手はありません。
連載は年末の同誌「新年号」で始まったようで、現在は第2話が掲載されているようです。うぅ、ぼくが「大型時代劇 河合継之助~駆け抜けた蒼龍」や「新選組!! 土方歳三最期の一日」で浮かれていた陰で、こんなビッグなプロジェクトが動き始めていたとは……。迂闊でした。
ビッグコミックオリジナルのウェブサイトには、「曽祖父の“蔵”再建を夢見て、日本に留まることを決めた日系アメリカ人・クロード!! 酒造りを学ぶため、その第一歩目を踏み出すが……!?」とあります。外国人が酒蔵で奮闘する話はどこかで聞いた気もするけど(笑)、そんなことは気にしてはいけません。
ちなみに第二話はこんな感じだそうです。
[第2話] サキの味わい
祖父が営んでいた酒蔵への深い想いを抱き、松江にやって来た日系アメリカ人青年、クロード・バターメイカー。しかし、探し求めていた曽祖父の“蔵”はすでにそこにはなく、失意の中で彼は「松江に留まって“蔵”を再建する」という決心をする。そして、そんな想いを胸に秘めて訪れた出雲の岩下本家酒造……クロードは、そこで専務を務めている友人・宏に対して、「ここで働かせてくれないか」と話を切り出すのだが!? (ビッグコミックオリジナル オフィシャルホームページより引用)
まだ第2話なので、いまからなら全然追いつけますね。
以下の本をまだ読んでいない人は、「蔵人 クロード」の前に読んで“予習”しておくといいかも……。
| 夏子の酒 (1) | |
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| 知識ゼロからの日本酒入門 | |
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| さらに極める日本酒味わい入門 | |
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通勤電車で号泣する本。 // YellowLibrary
今朝、通勤時に電車で立っていたら、前に座っていたご夫人(50~60歳代でしょうか)が泣いているのです。
それもティッシュを何枚も使うほどの号泣、ちょっと尋常ではない感じです。。
「どうしたのかな?」とみると、ご婦人が1冊の本手にしているのが見えました。どうやら本を読んで泣いているらしいのです。
「泣ける本エヴァンジェリスト」を目指している人間(謎)としては、どんな本なのかがとても気になります。
その本は「蓮如物語」という五木寛之氏の本でした。
朝から号泣してしまうとは、さぞや強烈なお話なのでしょう。
電車を降りた足で書店に駆け込み、さっそく購入しました。文字が大きく、子供でも読める仕様の本でした。明日1日で読めそうです。
| 蓮如物語 | |
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DEATH NOTE // YellowLibrary

みなさん、難しいこと考えるの好きですか!?
幾つもの複雑に絡み合った、時に裏を読まなければ見えてこないような前提を確認し、ひとつひとつ仮説を立証し、確実に答えに近づいていくような果てしない考えごと。
小さな頃から大好きです。
というわけで、今更ながらDEATH NOTE。
少年ジャンプという歳でもないだろうと噂には聞きながらも敬遠していたのですが、一冊読んだらはまりました。
これまでのこういう「深考モノ」は時に作者の考えが浅くて、より深い考えを思いついた人には「ストーリーをうまく流すために(作者も)今回ちょっと強引だな~」とか「全部が全部そうはならないよ」みたいなことがあったりして、読者としては冷めることもあったりしたもんですが、DEATH NOTEにはそれがない。(気がつけてないだけかな?)
曖昧さが必要なところはちゃんと曖昧なまま。とっても思考プロセスが人間臭い。
故にキラ、Lに続く3人目の主人公として推理に参加できます。
本気の知恵比べがしたい人にオススメですね。
「広告批評」2005年11月号 // YellowLibrary
毎年、雑誌「広告批評」の11月号では「世界のコマーシャル」という特集が組まれていてます。今年の11月号は、誌名を隠すほどの箔押しが施された度胸ある表紙でインパクトがあります:-)
この号には付録としてCDが付属していて、実際に世界のCM作品をムービーで見ることができます。
「お買い得」です、というか「保存版」ですね。
最近は、有名広告クリエイターの発想術にも注目があつまるなど、クリエイティブに対する関心が高まっているようです。インターネットの登場で「メディア」の存在がぐっと個人レベルまで降りてきたせいでしょうか、クリエイティビティーを求める層の裾野も広がっています。
そうそう、今日から「29man.net」でこんなトラックバックイベントも始まっています。
アイディアの発想法をブログに書いてTrackBackを送信するって企画です。29manこと渡辺英輝さんも書いていますが、自分の発想法を文書化することで棚卸しするのと同時に、他人の発想法も垣間見られるということには大きな意義があるように思います。CGM的な発想かもしれません。
興味のある人は、ぜひ参加してくださいね! 本ももらえるし:-)
鎌倉ものがたり // YellowLibrary

最近映画三丁目の夕日で話題になっている西岸良平さんの別の作品"鎌倉ものがたり"を読む。(といってもまだ数冊ですが・・・)
元々鎌倉は大好きな町で題名の鎌倉に惹かれて読み始めました。
1985年に描かれた始めた作品で僕の小学校から中学校の頃の懐かしい思い出とシンクロします。
三丁目の夕日でもそうですが西岸さんの作品は"匂い"がありますよね。
懐かしさを掻き立てる匂いが。
最近ちょっと疲れちゃったな・・・という30代以上のみなさんには小さい頃の輝いてた、希望に溢れてた自分を思い出させ、「明日もがんばろう!」という気にさせるお薬にもなります。
お疲れ気味の方は一度飲んでみては!?
アーサー王伝説 // YellowLibrary

この週末、訳あってアーサー王関連の図書を3冊ほど読みました。
アーサー王は昨年、映画キング・アーサーとして話題になったのでなんとなく覚えている方もいらっしゃるのでは?
円卓の騎士、湖の騎士ランスロット、魔法使いマーリン、聖剣エクスカリバー、トリスタンとイゾルデ、ロト王など、な~んとなくどこかで聞いたことがある単語じゃありませんか?
アヴァロンなんて車の名前にもありますよね。
これ全部アーサー王の一連の物語に出てくる名称です。
そうなんです。
いろいろなところでなんとなく聞いた単語であるにもかかわらず、これがアーサー王の物語に関係してくる単語とは意外と知られてないんですよね。
この物語が興味深いのはWikipedia的(Linux的)に何百年も展開してきていること。
イギリスの物語だけでなく、フランスやドイツでも新しい話が作られ、国境を超えて統合されていたりします。登場人物たちそれぞれが主役となる外伝的なものも複数あります。とにかくスケールがデカイ。
この何百年にもわたる壮大なプロジェクトを研究している専門機関もあるようです。
騎士の話が中心ですので当然騎士道的教訓も得られ、大人も楽しめる童話になっています。
清々しい崇高な気持ちに浸りたい時にぜひお読みください。
話題の書「嫌韓流」 // YellowLibrary
「話題の書」ということで読んでみました。一時は書店在庫が底を付き、古本が高値で売買されていたそうです。Amazonではすでにレビューが300件以上ついています。
全体的に韓国や北朝鮮への批判と受け取れる箇所も多々ありますが、総じて日本のマスコミの姿勢を攻撃している印象をもちました。2002年のワールドカップでの出来事や、TBSによる石原都知事コメント捏造事件といった「わかりやすい」トピックを取り上げています。マンガというメディアの特性上、登場人物の感情があたかも本の主張のように見えがちなので、そこらへんを心して読まないと「プンプン」となってしまう人もいるでしょう。
| マンガ嫌韓流 | |
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PLUTO // YellowLibrary
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『PLUTO』は、手塚治虫の『鉄腕アトム』の中の1エピソード『地上最大のロボット』のリメイク。
手塚治虫に最大限に敬意を払いつつも、解釈は自由奔放。浦沢直樹の才能をビリビリ感じる。
『鉄腕アトム』って・・・こんな話だったっけ?手塚版の『鉄腕アトム』を読み返したくなるな。
変なオジサン // YellowLibrary

写真は変なオジサンではない。
最近、お気に入りのマーケッターセス・ゴーディン氏である。
ここのところ少し前のマーケティングの本を数冊読む機会があり、松田聖子バリに彼に「ビビビッ」と来てしまいました(笑)。
特に「紫の牛」を売れ!。
エスキモーに氷を売れ!と同じ感じかな~と勝手に思い込み、本の存在は知っていたのですが手に取ることもしませんでした。
が、セス・ゴーディンの著作と知り速攻買う。速攻読む。読む。読む。読む。
ふ~、満腹。この本も面白い。
いや~、訳者が優秀なのかもしれませんが、彼の著作は共通して読みやすい。
そして、大事なポイントが自然と頭に入ってくる。そしてそして、不思議なことに強く記憶されている。
マーケの本の読後の特徴といえば読んだ直後はすっごくよく覚えてるんだけど、すぐにすっかり忘れてしまうこと。
でも不思議と彼のメッセージは忘れないんだな~。
たぶん彼の考え方や説明のプロセスと相性が良いのかな。
「紫の牛」の理由を知ったらこの人のこと天才(天然?)だとわかるよ。
(でも紫じゃなくてピンク(Pink)でも良かったんじゃ・・・)
この変なオジサンから目が離せない。
「物語の作り方」には会議メソッド満載 // YellowLibrary
今日はちょっと毛色の変わった本を紹介したいと思います。ぼくにとっては懐かしくもある1冊です。『物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室』と題する本書は、シナリオスクールの授業風景をまとめたものです。以前にぼくがポエトリーリーディングに身を染めていたときに出会いました。
当時、いい出来だったと気分よくライブから帰ってメールボックスを開くと、その日のライブの観客から「あなたの詩はよかったけど、あれは詩ではなくて物語だと思う」との指摘が届いていました。「余計なお世話だ」と思いながらも、他の“読み人”との差別化を模索していた頃だったので、一理あるかもと「物語道(?)」の研究をはじめました。その過程で「何かヒントを得られれば……」と思って手に取ったのがこの本です。
本書は著者が主催するシナリオスクールの授業をまとめたもので、生徒の多くはすでにプロとして活躍している脚本家です。授業は非常に活発で、いろんなアイデアが飛び交っています。1つのストーリーの背景に、このような仕掛けがしてあるということに驚かされますが、今回あらためて読み直したら、その内容はふつうのビジネスに置き換えても大いに参考になるものでした。会議の参加者からどうやってアイデアを引き出すかだけでなく、いろんなアイデアが出て支離滅裂になりかけた状態をどうやって収拾するのかといった実践的なブレーンストーミングのノウハウが満載です。
形がないものをグループワークで作るのって難しい。あらかじめ各人がもっているイメージが異なるため、アイデアをまとめる段階で互いに適度に折り合いをつけて(妥協して)クオリティが下がることも少なくありません。
この本からは、会議にのぞむすべての参加者のアイデアを汲み取りつつも、「1+1」を「2」で留めないシナジーの利いたブレーンストーミングの実態が垣間見られます。そして、この本を読み進めているうちに、つい書中の会議で発言しそうになる自分にも気がつくはず……。
| 物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室 | |
![]() | G.ガルシア=マルケス おすすめ平均 ![]() アイデアの泉 創作法のひとつとして。 ホントかよ、おい さすがマルケス。 おもしろい話になるように、筋をどんどん作り変えていくのが興味深いAmazonで詳しく見るby G-Tools |
西村しのぶ // YellowLibrary
初恋の人の名前ではありません。
とはいえ似たようなものではありますね。
彼女の言葉のひとつひとつに影響され今の生き方が作られてきたから。
彼女は漫画家さんです。
名前は覚えていなくてもイラストを見れば、「あ~、見たことアル!」となるでしょう。
漫画家さんなのですが、単発の作品が多く、長期(?)連載しているものは数えるほどしかなく、途中で掲載雑誌が点々としたりしてトレースできず、基本的には単行本化されないとストーリーを把握できなかったりします。
で、さらに単行本化されるまでに何年もかかったりします。
それでも彼女の描く漫画が読みたくて読みたくてすでに十数年追いかけ続けています。
私と同じような思いをしている人が多いのか漫画家さんとしては珍しくmixiなどのSNSにたくさんのコミュニティが存在し、日夜情報交換がされています(笑)
彼女の漫画の魅力はたくさんありますがそのひとつが「男前でカッコイイ主人公(女性)」です。
関西の豪気で、それでいて時に繊細なカッコイイ女性を描かせたら右に出るものはいないでしょう。
さらにもうひとつの魅力がその女性の相手役となる男性がまたカッコイイこと。
普段はどちらかというと頼りなさげなのだが、本当はとっても芯が強い。
そう、女性と正反対の性格。
とにかくカッコイイのです。
カッコイイ主人公たちのカッコイイ生き方がカッコ良く描かれているわけです。
初めて彼女の漫画を読んで「大人になったらこんな男性になろう」と誓ったのは二十歳くらいの時だったかな。
それ以来本当に影響されています。
ハッと気が付いたら結婚相手まで男前な関西女だし(笑)。
西村しのぶ恐るべし。
「市場調査なんていらない。」 // YellowLibrary
『夏子の酒』の尾瀬あきら氏の著作『知識ゼロからの日本酒入門』を読んでいたら、印象的なひと言に出会いました。醸造アルコールで添加された三増酒が全盛だった昭和60年代初頭、手間やコストがはるかにかかる“全量純米”(すべての酒を純米酒にすること)を宣言して業界を驚かせた酒蔵があった。埼玉の小さな蔵元に、どうしてこのようなマネができたのか、神亀酒蔵の専務である小川原氏が語った言葉が以下です。
なんでそんなことができたかっていうとね?、小さかったからだよ。小さければ自分の酒ができるんだ。1万石以下なら、市場調査なんていらない。自分が旨いと思う酒を造ればいいんだ。(『知識ゼロからの日本酒入門』より)
小さいからこそ市場調査をしっかりやって間違いのないものを作りたいのが人情だろうが、そこで「市場調査なんていらない」と言えるあたり凄みがありますね。マーケットイン志向を強める大手に対する皮肉かもしれないけど…。モノづくりにおける「断固たるプロダクトアウト」の姿勢ってやっぱり迫力あります。
ちなみにこの小川原氏、いまでは現在の純米酒復興の功労者とされています。
| 知識ゼロからの日本酒入門 | |
![]() | 尾瀬 あきら おすすめ平均 ![]() 尾瀬あきらは日本酒界の淀川長治になりうるか? そうだったのか!と反省 今夜も日本酒だ 日本酒がわかります!!!Amazonで詳しく見るby G-Tools |
祝!大河ドラマ化『功名が辻』 // YellowLibrary
来年のNHK大河ドラマの原作に決まった司馬遼太郎の名作『功名が辻』を読みました。主人公は山内一豊。織田家の一家臣にすぎない平凡な侍が、聡明な妻の助力のもと織田~豊臣~徳川と3人の天下人に仕え、やがては土佐二十四万石の大名に成り上がるサクセスストーリーです。明治維新の原動力となった土佐山内家の開祖でもあります。
信長や秀吉のような天才でなく、ごく平凡な男が主人公だけにその出世の道のりは本当にリアルで泥くさいものです。超人的なひらめきも、神がかり的な強運もありません。地味で真面目な普通の男がコツコツと出世をめざします。だからこそ本書はドラマティックでおもしろいのだと思う。妻や家臣を大切にし、必死に功名を求めてもがく一豊の姿は、現代のビジネスマンと重ね合わせることもできます。
一豊の妻・千代に関しては夫の出世を助けた多くの逸話が残っています。そんな千代のコーチング技術は本書のいたるところで描かれていますが、それはもう見事です。妻にいいようにコントロールされている一豊だけど、自身では亭主関白だと思っているところも微笑ましい。
いつの時代も成功譚は人気を集めますが、本書はそこいらのビジネス書よりも得るものが大きかったです。ちなみに大河ドラマでは一豊を上川隆也、千代を仲間由紀恵が演じます。
| 功名が辻 (1) | |
![]() | 司馬 遼太郎 おすすめ平均 ![]() 功名の辻にある幾多のドラマ ささやかで、でも、爽やかな二人 痛快サクセス・ストーリー 戦国時代、一途な一豊と主人を蔭で支える妻の生き様が面白い。 2006年大河ドラマ決定!Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ネギ // YellowLibrary
リクルートでHotPepperの営業をしている友人から「商売繁盛 ねぎ味噌せんべい」が送られてきた。
(HotPepperの例の絵柄が使われていること、「HotPeppe Original Blend」とあることから販促用品と思われる)
同封の手紙に「お酒によく合います」と書いてあったので、先日購入した出羽ノ雪純米酒でいただく。
たかがせんべい、されどせんべい!
書かれていたとおりのマリアージュ(←大袈裟!?)。
これはネギが日本酒に合うのだな・・・とうことでネギのことを少々調べる。
食にまつわる面白い話が知りたくなったら読むべきはこの一冊。
『食に知恵あり(小泉武夫著)』
フムフム。
まずネギは味噌とも相性が良いらしい。
(たしかにさっきのせんべいもネギ醤油味ではなくネギ味噌味だ)
次にネギの香味は地域性によって違ってくるらしい。
関東と関西では食べる部分の差(関東では白根中心、関西では白根・青葉両方とも)があり、またそれにともない育成方法も違うようだ。
福島県の郡山ではネギをU字型にするために真夏にわざわざ一度抜いて再度斜めにして植え、その上に重石のように土を盛るという非常に手間のかかる農法をしているそうだ。
ただ、こうすると体内に濃厚なう味成分が蓄積され特有のうまみと甘さを持つネギが出来るのだそうだ。
日本人はネギを美味しく食べるためにここまでするのである。
そういえば「夏子の酒」著者の尾瀬さんもネギが大好物だと言っていた。
飲兵衛はだいたいネギ好き。
日本酒もネギもこだわりが美味しさを作る。
合わないわけがない。
『生きる』乙川優三郎 // YellowLibrary
社会に出ると「感動して涙する」って機会はなかなかない。「喜怒哀楽」のうち、「哀」だけは日常生活で得ることが難しいのか、どうも栄養失調になりがちです。こうして感情のバランスが崩れてくると、無性に「泣ける本」や「泣ける映画」に接したくなる。そんなときは時代小説がうってつけです。
本書は表題作『生きる』を含む短編集。恩ある藩主の死に際して追い腹を禁じられた又右衛門の生き様を綴った表題作では、「恩知らず」「死に損ない」と家中で嘲りを受けながらも生き抜かなければいけない又右衛門の苦悩が描かれています。続く2編目は、藩への献策が受け入れられなかったために身を退いて江戸に出た素平がついに没落して娘を身売りした『安穏河原』。娘が心配でたまらない素平の依頼で客として様子を見に行くことになった織之助は、父娘と接するうちに忘れかけていた武士の誇りについて考える。本作のラストシーンはやばいくらい絶対泣ける!
すべての作品が「生きる」ことを通じて「死」を考えさせられる感動小説。
日ごろ忙しくて「最近、感動してないなぁ」という方、たまには時代小説で泣いてみませんか?
| 生きる | |
![]() | 乙川 優三郎 おすすめ平均 ![]() 泣けました。生きる勇気をもらいました。 生きることの意味・・・ 新しい時代小説の形 生きるってこんなもんだろう。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
日本の三桜 // YellowLibrary
この週末で今年の東京の桜は終わった。
桜の季節になるといつも思い出すのが以下の三作品。
・梶井基次郎『桜の樹の下には』※
・坂口安吾『桜の森の満開の下』
・石川淳『山桜』
どの作品も狂気や幻想や死に覆われている。
それほど桜は美しいのですな。
※『檸檬』に収録されているみたい。


お笑いの
あくまでも青年マンガとして・・・
こんなふうに














