アコンガグアとアンデス・ビール(Cerveza Andes) // YellowBar
アルゼンチンは世界有数のワイン生産国だ。
南米の明峰アコンカグアがそびえるアンデス山脈がアルゼンチンとチリの国境だが、そのアコンカグアの麓の街がアルゼンチンワインの主な生産地であるメンドーサだ。アルゼンチンの首都ブエノスアイレス(現地ではB's A'sと表記する)から飛行機で1時間半、長距離バスで12時間の場所にメンドーサはある。この街にはワイナリーが集積しており、郊外には広大なブドウ畑が広がる。ワイナリーをスペイン語でボデガというが、日本でも名前が知られているボデガのトラピチェもメンドーサにある。
ボデガの話は次の機会にするとして、アルゼンチンはビールも旨い国だ。トップブランドがキルメスというビールだと言うことは前回にお話した。メンドーサで飲むのに最も適したビールは”Cerveza Andes”だろう。Cerveza(セルベッサ)はスペイン語でビールの意味だ。目の前に広がるアンデス山脈の景色を見ながらアンデス・ビールを頂くと言うのも乙なものだ。しかもアルゼンチンのビールは安い。
メンドーサではワインとビールとアルゼンチン牛で至福の時を過ごすことが出来る。
神は細部に宿る // YellowFeeling
「神は細部に宿る」というのは、20世紀の巨匠建築家で、バウハウス最後の校長である Mies van der Rohe の言葉だ。
彼がデザインしたのが Barcelona Chair。
レプリカをたくさん見かけるけど、ちゃんと神の宿っているホンモノがほしいなぁ。
男山「本醸造秘造り」 // YellowBar
自宅用に男山の「本醸造秘造り」を購入。ふだんは「ぬる燗」党だけど、さすがにこの時期は冷酒だろうと一升瓶を冷蔵庫に横たえました。
蔵元の男山は旭川にあり、この2月にYellowOceanの北海道合宿(?)で見学に訪れた思い入れのある蔵元です。「見せる部分」と「つくりのための場所(=見せない部分)」がしっかり分けられていて、観光地としてもちゃんと機能していた。
で、このお酒ですが、口あたりがツルっとして気持ちよく飲めます。冷やすと味が締まるタイプのお酒ですね。値段もリーズナブルだし、なかなかいい買い物でした。
旨い日本酒に音楽と本。これだけあれば、何があってもたいていの考え事はまとまるのです。
離見の見 // YellowFeeling
「離見の見」。
世阿弥の「花鏡」の中に出てくる言葉。
「客観的に見られた自分の姿(=離見)を自分自身で見ること(による成長の促進)」の重要性を説いた言葉だそうだ。
元々は芸能の用語。
最近ではプロスポーツ選手など「自身の成長」が重要な職業に就く方が好んで使っていることが多い。
サラリーマンだってこれからドンドン「プロ化」していく。
一般のサラリーマンにだって「離見の見」は重要な要素になっていく。
やはり奥義は真理なので何事にでも共通するものなのですね。
サッカーとキルメス(Quilmes) // YellowBar
急に気温が上がりだした。私は北の国に住んでいるのだが、東京よりも気温が高くなっているようだ。こんなに昼間の気温が高いと、ビールが無性に飲みたくなる。
いつもは発泡酒を愛飲しているが、たまには舶来ビールを飲みたくなるときがある。外国産ビールといえば欧州や米国のビールが幅を利かせているが、私は中南米のビールに興味を持っている。その中でもアルゼンチンはビールがうまい国だ。
アルゼンチンといえばメンドーサ産のワインが有名だが、ビールもうまいブランドが揃っている。アルゼンチンビールの代表といえばキルメス(Quilmes)だろう。サッカーファンならアルゼンチンサッカーで白と青のストライプのユニフォームや広告を目にすると思うが、これがキルメスのシンボルカラーだ。キルメス片手にサッカーを応援すると、なんだかラテンの血が騒ぐような気がする。
先日、コンフェデカップ予選リーグで残念ながら我が日本はブラジルに惜敗した。キルメス片手に日本を応援したら、もしかしてブラジルの応援を超えるエネルギーを日本チームに送れたかもしれない。
高校で特別講義 // YellowFeeling
田園調布雙葉高校3年の「情報システム論」で特別講義をさせてもらった。
外部から講師を招いて「○○とIT」というシリーズで、今回は「モバイルマーケティングとIT」。
1コマ目は講義。
まず「モバイル」と「マーケティング」をカンタンに説明し、ふだん使っているケータイの向こう側で企業が行っているマーケティング活動について知ってもらった。
2コマ目は演習。
家から5分のところの傾きかけた本屋さんを何とか救う策を考えて!ということで、どんな人に、いつ、どんなメールを送ることで、何を狙うのか、というのをシートにまとめてもらった。
「今月の新刊情報」などの正統派に混じって、「犬といっしょに入れます」とか「カフェでゆっくり本が選べます」という新サービス提案派、「いま、ヨン様が来てるよ!」という狼少年(少女?)派までいて、彼女たちの想像力の幅広さを楽しませてもらった。彼女たちがボクと同じくらい楽しかったのならいいんだけどね。
来年は「レストランとIT」で話ができる予定なのです。
コンフェデ「日本 vs. ブラジル」 // YellowFeeling
さっきまで行われていたコンフェデ杯のブラジル戦、結果はともかく、めちゃくちゃ面白かったなあ。日本代表の試合でこんな楽しかったのはホント久しぶりな気がします。監督がジーコになってからはじめてかも……。選手たちもきっとサッカーを楽しめたんじゃないかな(予選敗退なので誰もそんなこと言わないだろうけど)。
欧米人のようなパワフルな体格を持ち合わせていない日本人には、ワンタッチ・ツータッチで前に前に細かくボールをつないでいく南米スタイルが合っていますね。とはいえ巧いけれど南米の選手ほどの圧倒的個人技はないので、そこはヨーロッパ的な組織力で補う。この両方が今日はすごくうまくブレンドされていました。
不振と言われている中田、やっぱりすごい。パスを受けると同時に何人もの相手選手に囲まれる厳しい状況でも「そこだ!」って場所に難なく(ホントは難しいはず)ボールを供給していた。こうしたレベルの高い試合では巧い人は本当に光ります。試合後はロナウジーニョ(彼1人で日本代表の総年俸なんだとか……)とユニフォームを交換してたね。
ブラジルというチームは懐がとっても深かった。日本がこれだけいい試合ができたのも、ブラジルがその良さを引き出してくれたからかもしれません。局面局面では日本はゲームを支配していた場面もあったけど、試合そのものはブラジルの大きな「器」の中で行われていたように見えました。でも結果としてそのおかげで日本は自分たちの良さを再認識できたんだと思う。もし今日がドイツのような相手とのゲームであれば、ガッチリ守ってロングパスでどーーん、みたいなゲームになっていたかも。どんなタイプのチームが相手でも自分たちのスタイルが貫けるようでないとダメですね。
最近、仕事においてもプライベートにおいても「器の大きさ」がキーワードになっていたのですが、今朝のブラジル代表にはそれがありました。
この季節、4時ごろからだいぶ明るい。もう眠れないのでこのまま起きていようっと。
ベテランの金言 // YellowFeeling
最近「ベテラン」がマイブームです。ベテランはすごい。ベテランの話はおもしろい。仕事の話だろうが趣味の話だろうが、ベテランの口から発せられた言葉はどんなテーマでもおしなべてありがたい人生訓に聞こえる。若造とは経験値が違うからだろうね。ぼくは単純なので、そういうすごいベテランに会うと目の前がパッと明るく晴れて元気になれるのです。
つい先日も、そんな「すごいベテラン」に会うことができました。その方は、コピーライティング/クリエイティブディレクション界の大御所です。誰もが耳にしたことのあるコピーやネーミングを数多く手がけておられます。
そんな大御所に聞きたかったことは、ずばり「いいアイディアとは?」です。ヒットメーカーのアイディア思考法は誰しも興味あるからね。
漠然としたテーマを振って困らせてしまったかもしれません。でも、相手はぼくなど足元にもおよばない大ベテランです。1冊の本ができるほど濃い内容のアイディア論を聞かせていただきました(この話はいずれ本にできそうです)。「ご馳走様でした!」と手を合わせたくなるような、金言のフルコースを堪能できました。
グッと来る話は数多くありましたが、なかでも舌を巻いたのが「いいアイディアは無理をしていない」というお言葉。おぉぉ、さすがベテラン!
アイディアが枯渇したとき、人は奇抜でインパクトを求める方向に走りがちです。芸人がウケないときに裸になるなんてのも同じかも。でも、そんなアイディアはどこかで「無理をしている」のだそうです。1人や2人からはウケるかもしれないけど、大きなマーケットを相手に挑むアイディアにはなり得ないと。
「いいアイディアは無理をしていない」。うーん、これぞ「ベテラン語」。さっそく肝に銘じないといかんです、はい。
西村しのぶ // YellowLibrary
初恋の人の名前ではありません。
とはいえ似たようなものではありますね。
彼女の言葉のひとつひとつに影響され今の生き方が作られてきたから。
彼女は漫画家さんです。
名前は覚えていなくてもイラストを見れば、「あ~、見たことアル!」となるでしょう。
漫画家さんなのですが、単発の作品が多く、長期(?)連載しているものは数えるほどしかなく、途中で掲載雑誌が点々としたりしてトレースできず、基本的には単行本化されないとストーリーを把握できなかったりします。
で、さらに単行本化されるまでに何年もかかったりします。
それでも彼女の描く漫画が読みたくて読みたくてすでに十数年追いかけ続けています。
私と同じような思いをしている人が多いのか漫画家さんとしては珍しくmixiなどのSNSにたくさんのコミュニティが存在し、日夜情報交換がされています(笑)
彼女の漫画の魅力はたくさんありますがそのひとつが「男前でカッコイイ主人公(女性)」です。
関西の豪気で、それでいて時に繊細なカッコイイ女性を描かせたら右に出るものはいないでしょう。
さらにもうひとつの魅力がその女性の相手役となる男性がまたカッコイイこと。
普段はどちらかというと頼りなさげなのだが、本当はとっても芯が強い。
そう、女性と正反対の性格。
とにかくカッコイイのです。
カッコイイ主人公たちのカッコイイ生き方がカッコ良く描かれているわけです。
初めて彼女の漫画を読んで「大人になったらこんな男性になろう」と誓ったのは二十歳くらいの時だったかな。
それ以来本当に影響されています。
ハッと気が付いたら結婚相手まで男前な関西女だし(笑)。
西村しのぶ恐るべし。
JAL前輪全タイヤ脱落について // YellowFeeling
ところの航空会社のトラブルが続いております。裏事情に何があるのかは判りませんが、マスメディアが過剰に反応していることも一因かとは思います。
ただ、先日のJAL前輪全タイヤ脱落は、他のトラブルと深刻さが違うように感じています。
前輪のタイヤが完全に脱落したという話は、発展途上国の航空会社も含めて聞いたことがありません。後輪ならばまだしも、前輪のタイヤが脱落したというのは、よほどの事態であったのだと思います。
個人的な推察なのですが、今回のJALタイヤ脱落の原因は「パイロットの着陸技量の問題」に起因すると思っています。
私の経験から言えば(豊富とはいえないかもしれませんが)、概して日本のパイロットの着陸は下手だと感じています。何が下手なのかといえば、欧米の航空会社に比べて、着陸時の衝撃が激しいのです。もちろん強風時などに早くタイヤを接地させるため、わざと強くランディングさせることは世界中のパイロットでもやりますが、日本のパイロットは通常時でも大きな衝撃を受ける事が多いです。飛行機で寝ていて、着陸の大きな衝撃で目を覚ましたことは数え切れません。
日本の航空会社は否定するでしょうが、私の経験では間違いなく下手なのです。それもかなり下手なのです。私が知る限り先進国の航空会社の中でも最低ランクだと思います。737でも747でも767でも777でもD10でもMD11でもエアバス機でも、機種によらず下手です
前輪が脱落したのであれば「後輪接地後、高い角度から急激に前輪を接地させた」か「前輪から着地した(もしくは後輪と前輪が同時で、前輪がやや早かった)」のどちらかしか考えつきません。整備不良とか機体設計ミスによるトラブルではないと思っています。
スムースな着陸技量というのは、運航安全の基本だと思います。727やDC8が退役してしまった現在、日本のパイロットは機械任せの操縦に慣れてしまい、自身の操縦技術の向上を忘れてしまったのでしょうか。航空会社は今一度原点に立ち戻り、海外事情も調査の上で自社パイロット技術レベルを客観的に認識して欲しいと希望したいものです。
飛行機利用者の独り言でした。
ジックリのすすめ // YellowFeeling
VILLA D'EST GARDENFARM AND WINERY に絵を描きに行ってきた。
先生はもちろん玉村豊男さん。
農園&ワイナリーのオーナーでもあり、エッセイスト&画家。
画材はナスタチウム。
1種類の花を何時間もジックリ観察することなんて、ふだんの生活ではなかなかないことだけど、はじめは見落としていたものが徐々にいろいろと見えてきたりする。
たまには立ち止まって、ジックリと観たり聴いたり考えたりしないといけませんな。
「市場調査なんていらない。」 // YellowLibrary
『夏子の酒』の尾瀬あきら氏の著作『知識ゼロからの日本酒入門』を読んでいたら、印象的なひと言に出会いました。醸造アルコールで添加された三増酒が全盛だった昭和60年代初頭、手間やコストがはるかにかかる“全量純米”(すべての酒を純米酒にすること)を宣言して業界を驚かせた酒蔵があった。埼玉の小さな蔵元に、どうしてこのようなマネができたのか、神亀酒蔵の専務である小川原氏が語った言葉が以下です。
なんでそんなことができたかっていうとね?、小さかったからだよ。小さければ自分の酒ができるんだ。1万石以下なら、市場調査なんていらない。自分が旨いと思う酒を造ればいいんだ。(『知識ゼロからの日本酒入門』より)
小さいからこそ市場調査をしっかりやって間違いのないものを作りたいのが人情だろうが、そこで「市場調査なんていらない」と言えるあたり凄みがありますね。マーケットイン志向を強める大手に対する皮肉かもしれないけど…。モノづくりにおける「断固たるプロダクトアウト」の姿勢ってやっぱり迫力あります。
ちなみにこの小川原氏、いまでは現在の純米酒復興の功労者とされています。
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ラフロイグ・クォーターカスク // YellowBar

最後の一杯をスコッチで締めくくるならアイラをお薦めする。
アイラは苦手という人もいるかも知れないがラフロイグ・クォーターカスクのようなクリーミーかつ心地よくピーティーなものであればきっと大丈夫。
(ただし度数は少々高め)
ラフロイグの中でもこのクォーターカスクは一度標準的なオーク樽で熟成させた後、バット(500L樽)の1/4の大きさのバーボン樽でフィニッシュさせている。
この1/4の樽を使うことで容積あたりの樽との接触面積が通常より大きくなり、樽由来のクリーミーさが作られるそうだ。
アイラは苦手という方にこそ味わって欲しい。
そのうちきっと「潮の香り」「海藻のような」と評されるアイラ特有の香りに病みつきになるだろう。
そしてこの香りのを創り出す海辺の蒸留所を訪れたくもなることだろう。
ケンタッキーバーボン "Maker's Mark" // YellowBar
友人に、ケンタッキー州ルイビル出身のアメリカ人がいる。
根っからのケンタッキー野郎で、バーボンといえばケンタッキー州産のMaker's Markしか認めない。今はどうか知らないが、ケンタッキー州知事が州外を訪問する際の手土産にMaker's Markを持っていったこともあるそうだ。
我が家でもバーボンを飲む際はMaker's Markと決めている。味ももちろん気に入っているが、やはり赤い「ろう」引きされたキャップに魅力を感じる。新しいボトルを開けるとき、赤い「ろう」をバリバリ破りながらキャップをあける瞬間がたまらない。Maker’s Markは大量生産しているお酒ではないので、キャップをあける瞬間が、何かお酒の神に感謝を捧げているような儀式のように感じるのだ。
国際線に乗った際、機内でサービスされる飲み物リストにMaker's Markが載っていると、「わかっているじゃない、この航空会社」と一人悦にいってしまう。
ちょうど我が家にあるMaker's Markのストックが切れたところだ。赤いキャップを買出しにゆこう。
すすって飲む唯一のウィスキー // YellowBar
「次は決まってるの」というから、何かなと思ったら「Jackをダブルのロックで」とのこと。
そう、なぜかいい女は Jack Daniel's なのだ。
しかも、ウィスキーは Jack Daniel's しか飲まなかったりする。
彼女の場合もそうだ。
メンフィスに行った時、気まぐれに「おいしいウィスキーをちょうだい」と言ったら Jack Daniel's が出てきて、それ以来らしい。
ところで、Jack Daniel's は「すすって、それから、噛むウィスキー」だそうな。
開高健の『輝ける闇』の冒頭にそう書いてある。まあ、そこには「バーボン」って書いてあるんだけど、Jack Daniel's はテネシー・ウイスキーなのです。
クールビズ(COOL BIZ)的ロゴ // YellowFeeling

YellowOceanのロゴを、話題のクールビズ(COOL BIZ)っぽく作ってみました。といっても、フォントをCooperplateにしただけ……。
アートディレクターの副田高行さんは「丸明オールド」というフォントを絶賛しておられた。『デザインノート』誌のインタビューでも「僕は美しい文字を大切にし続けたい気持ちからも、この書体の良さを方々で伝えた」と語っている。
上のロゴは単なるお遊びですが、フォントって単なる文字情報に意図的なイメージを与えてくれるので楽しいですね。
祝!大河ドラマ化『功名が辻』 // YellowLibrary
来年のNHK大河ドラマの原作に決まった司馬遼太郎の名作『功名が辻』を読みました。主人公は山内一豊。織田家の一家臣にすぎない平凡な侍が、聡明な妻の助力のもと織田~豊臣~徳川と3人の天下人に仕え、やがては土佐二十四万石の大名に成り上がるサクセスストーリーです。明治維新の原動力となった土佐山内家の開祖でもあります。
信長や秀吉のような天才でなく、ごく平凡な男が主人公だけにその出世の道のりは本当にリアルで泥くさいものです。超人的なひらめきも、神がかり的な強運もありません。地味で真面目な普通の男がコツコツと出世をめざします。だからこそ本書はドラマティックでおもしろいのだと思う。妻や家臣を大切にし、必死に功名を求めてもがく一豊の姿は、現代のビジネスマンと重ね合わせることもできます。
一豊の妻・千代に関しては夫の出世を助けた多くの逸話が残っています。そんな千代のコーチング技術は本書のいたるところで描かれていますが、それはもう見事です。妻にいいようにコントロールされている一豊だけど、自身では亭主関白だと思っているところも微笑ましい。
いつの時代も成功譚は人気を集めますが、本書はそこいらのビジネス書よりも得るものが大きかったです。ちなみに大河ドラマでは一豊を上川隆也、千代を仲間由紀恵が演じます。
| 功名が辻 (1) | |
![]() | 司馬 遼太郎 おすすめ平均 ![]() 功名の辻にある幾多のドラマ ささやかで、でも、爽やかな二人 痛快サクセス・ストーリー 戦国時代、一途な一豊と主人を蔭で支える妻の生き様が面白い。 2006年大河ドラマ決定!Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ソーシャル・キャピタル // YellowFeeling
ソーシャル・キャピタルという言葉。
3年ほど前、初めてHarvard Business Reviewで見かけてYAHOO!で検索した時はほとんどHITがなかったが、今日では5740件もHITする。
ここ数年で急激に価値が認められ始めたからだろう。
先日ある社長さんがこんなことをおっしゃっていた。
『ビジネスって何をやるかより、誰とやるかで決まっちゃうところが多いんだよね』
『ソーシャル・キャピタル 人と組織の間にある「見えざる資産」を活用する:Wayne Baker著』では「他者と信頼関係を築き、相互に価値を生み出すネットワーク(ソーシャル・キャピタル)こそ、競争優位の資産となる」 と書かれている。
そのとおりだと思うことが最近本当に多い。
ビジネスで成功している人ほど自然にソーシャルキャピタルを活用している。
(本人たちにとっては「活用している」なんて意識は毛頭ないのがまた不思議な話だが)
反面、最近増えてきたのが「人脈フリーク」。
「顔の広さ」が彼らの売りだ。SNSなどの便利なツールを使いドンドン増殖中。
「ソーシャル・キャピタルを持つ人」と、ただの「人脈フリーク」の差はソーシャル・キャピタルの定義にある「他者と信頼関係を築き、相互に価値を生み出す」のうちの特に「相互」の部分。
まず自分自身が価値提供できる人でなければ。
このままではSNSが衰退するのはそんなに遠い日のことではないかもね。
「ポンパ号」覚えていますか? // YellowRail
ポンパ号を知っていますか?
これは昭和46年頃、日立が自社テレビ製品のPRのために全国の国鉄線を走らせた見本市列車のことだ。旧型の客車6両ぐらいの連結で、「マシューズ・ベスト・ヒッツTV」のようなデザイン外装で、北は北海道・稚内から、南は九州・鹿児島まで、全国津々浦々を走りぬけた。
私がポンパ号を見学したのは、確か小学生の頃の品川駅だった。友達と都営バスで品川駅まで行き、硬券の小児入場券でホームに入った記憶がある。その時の小児入場券料金は、10円だった気がする。六本木から銀座までの地下鉄大人運賃が30円だったから、そんなものだろう。
テレビのPRに、特別列車を仕立てて、全国を走らせた。考えてみれば、テレビという電化製品がパワーを持っていたということだ。目を現代の家電製品に移したとき、その頃のテレビ製品にあたるのが、大型液晶テレビ、HDDレコーダーなど、デジタル家電なのだろう。でもデジタル家電が、昭和46年ごろのテレビと同じような商品パワーを持つだろうか。高度な技術の製品は巷に溢れているが、商品としてパワーを持つものは少なくなった気がする。
出世型ブログ格付けサイト「BLOGカンパニー」 // information
「出世型ブログ格付けサイト」というキャッチがなんともユニークな「BLOGカンパニー」に入社(?)しました。
すぐに辞令がメールで届き、晴れて「総務部」に配属になったのですが、その後ただちに「調査部」に移動になりました。なんでかな? 記事の内容で配属先を変える仕組みになっているのでしょうか……。謎です。ただ、希望すれば異動願いを出せるみたいです(希望どおりにならないこともある、というのは普通の会社と同じですね)。
名刺交換ができるあたりもユニークですね。ちょっとワクワクできるサービスです。
カスパロフのインタビュー // YellowFeeling
Harvard Business Review の2005/7号をパラパラめくっていると、元チェスの世界チャンピオンであるガルリ・カスパロフのインタビュー記事があった。
チェスは一般には論理的な知的ゲームだと認識されているが、カスパロフによれば、世界トップレベルのチェスプレーヤーでもそんなに先の手まで読むことは不可能であり、「論理的思考や知的能力を使うといっても、最終的に指し手を決めるのは想像力や感覚なのです。つまり、我々は直感でさしているのです。」と言う。
優位に立っている時こそ、果敢に攻めなければならないことや、また一方で、相手の土俵に乗せられた時には、むしろ悠然として相手の流儀に付き合いつつチャンスを待つべきことなど、なかなか面白い。
チェスや将棋、野球やサッカーのヒーローの話を何でもビジネスに当てはめるのはどうかとは思うが、やはり接点も多くありそうで興味深い。
ラグビー日本代表の選出基準 // YellowFeeling
こんばんは。
唐突ですが、ラグビーの日本代表チームって、外国人選手がわりと堂々といますよね。それはぼくがイメージする日本代表チームとは風合いが異なるので、以前からなんとなく気になっていました。気になって夜も眠れないほどのことではもちろんないし、多くの人にとってはどーでもいいことでしょうが、こういうモヤモヤって気持ちがあまりうれしくありません。なのでちょっと調べてみました。
ある国の国籍及び/または、プレーヤーがある国のパスポートを保有していること自体は、プレーヤーが代表できる協会を判断するのに決定的な事柄ではない。これは、IRBが定める資格基準によってのみ決定される。(日本ラグビーフットボール協会より)
なるほどです。(代表チームなのに…)パスポートなんて関係ないぜ!ってことですね。いさぎよし、です。さて、それではここで述べられている「IRBが定める資格基準」とはどういうものなのでしょうか。
3) ラグビー・ユニオンにおける資格基準とは?
現行の規定第8.1条の資格基準は維持される。これは、以下の基準である:
(a)当該国で出生していること;または
(b)両親、祖父母のひとりが当該国で出生していること;または、
(c)プレーする時点の直前の36ヶ月間継続して当該国を居住地としていたこと。
※居住地とは、プレーヤーが主たる固定的住居を置く位置または場所のことをいい、居住者も同様の意味を有する。
なるほど腑に落ちました。(c)の存在が大きそうです。3年暮らせば同胞というのも、なかなか思い切ったルールですね。これで長年のざらつきがすっきりしました。もしもサッカー日本代表がこのルールにのっとったら、ものすごいチームになりそうです:-)
野性 // YellowRestaurant
最近、考えや判断に迷ったとき「もし自分が野生の動物だったらどうするか!?」という軸で答えを探してみたりする。
TVであるシーンを見て「野性(=自然の摂理)は複雑性を超えて、冷静な判断を下す」と感じたからだ。
どんなシーンかというとこんなシーンである。
母ライオンが生まれたばかりの四匹のこどもを群れから離れ育てている。
そこに巨大な象が現れ、急に興奮して走り出す。
母ライオンが口にくわえて一匹ずつ非難させる中、そのうちの一匹が象に轢かれて重症を負ってしまう。
母ライオンはそのこどもを舐めて励ましながら、傷ついた箇所を労わる。
だがこどもは背骨が折れ、内臓も破裂している。
それを匂いで察知した母ライオンは驚くべき行動に出る。
こどもの頭をすっぽり自分の口で咥えてしまう。
数分後こどもは眠るように窒息死していく・・・。
そして、次の瞬間また驚くべき行動に出る。
さっきまであんなにかわいがっていた我が子の亡骸を食べ始め、一片残らず食べ尽くしてしまう。
一見非情な行動の連続だが、実は慈愛に満ちた行動である。
窒息死させるのは死の迫る我が子をこれ以上苦しませないように。
亡骸を食べるのは亡骸を見つけた周囲の肉食動物が幼いライオンが近くにいることを察知し、生き残った我が子たちに危険が及ばないようにするためである。
たぶん母ライオンは誰からもこんなことを教わっていない。
でも自然にこの場面に最適な選択をしている。
もちろん人間と動物では表現方法や行動は違ってくる。
でも時に判断は野性で。
品川駅が日本最古の鉄道駅? // YellowRail
10月14日は鉄道記念日だ。明治5年10月14日に新橋(今の汐留)と横浜(今の桜木町)間を、日本で始めて鉄道が開通したことを記念する日だ。長い間、新橋と横浜間が日本最古の鉄道路線だと考えていた。
先日ウェブを眺めていて、新橋と横浜間が開通する前に、品川と横浜間が先行開業していたことを知った。先行開業日は明治5年5月7日だ。この事情として、新橋と品川間に屋敷を持つ薩摩藩が、鉄道建設を優先する明治政府に反発し、土地を提供してくれなかったことにより路線変更が必要になったためだという。
であれば、本当の意味での日本の鉄道開業記念日は10月14日なのではなく、5月7日なのではないだろうか。明治政府の意地かもしれないが、事実は事実だと思う。
日本最古の営業駅として、品川駅にもっと誇りを与えたいものだ。
VINALICEと野田宏子さん // YellowBar
2004年秋頃、カイシャの近くにワインショップができたので気になっていたのだが、先日フラッと入ってみた。
VINALICE という名前で、ソムリエールの野田宏子さんのお店だとわかった。
野田宏子さんのことを調べていると、こんな言葉を見つけた。
「ソムリエにとってワインの知識を持つことは当然で、それ以前に大切なのは接客業である」
「1000種類のワインの銘柄を知っているよりも、1000人のお客様を存じ上げてい
るほうが人間として、完成されたソムリエである」
うん、プロフェッショナルですな。



ささやかで、でも、爽やかな二人
