野性 // YellowRestaurant
最近、考えや判断に迷ったとき「もし自分が野生の動物だったらどうするか!?」という軸で答えを探してみたりする。
TVであるシーンを見て「野性(=自然の摂理)は複雑性を超えて、冷静な判断を下す」と感じたからだ。
どんなシーンかというとこんなシーンである。
母ライオンが生まれたばかりの四匹のこどもを群れから離れ育てている。
そこに巨大な象が現れ、急に興奮して走り出す。
母ライオンが口にくわえて一匹ずつ非難させる中、そのうちの一匹が象に轢かれて重症を負ってしまう。
母ライオンはそのこどもを舐めて励ましながら、傷ついた箇所を労わる。
だがこどもは背骨が折れ、内臓も破裂している。
それを匂いで察知した母ライオンは驚くべき行動に出る。
こどもの頭をすっぽり自分の口で咥えてしまう。
数分後こどもは眠るように窒息死していく・・・。
そして、次の瞬間また驚くべき行動に出る。
さっきまであんなにかわいがっていた我が子の亡骸を食べ始め、一片残らず食べ尽くしてしまう。
一見非情な行動の連続だが、実は慈愛に満ちた行動である。
窒息死させるのは死の迫る我が子をこれ以上苦しませないように。
亡骸を食べるのは亡骸を見つけた周囲の肉食動物が幼いライオンが近くにいることを察知し、生き残った我が子たちに危険が及ばないようにするためである。
たぶん母ライオンは誰からもこんなことを教わっていない。
でも自然にこの場面に最適な選択をしている。
もちろん人間と動物では表現方法や行動は違ってくる。
でも時に判断は野性で。
by shunya_hibi at 10:09 |
Jun.03, 2005 |
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